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by バスガイド一同


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 2016年8月9日


暑い日が続きますが、皆さま、いかがお過ごしですか?

前回に引き続き「京の夏の旅 特別コース」から
今回は、「世界遺産のお社と旧社家をたずねて」(LS)コースをご紹介します。

こちらは昨年、21年に一度の正遷宮を迎えた
世界遺産の「上賀茂神社」と「下鴨神社」を訪ねるコースです。

まずは、みたらし団子発祥の地としても知られる「下鴨神社」へ!!

国宝の「本殿」を近くからご参拝し、神事の際に神様にお供えする穀物を
調理していた台所「大炊殿(重文)」をご覧いただきます。


 下鴨神社 大炊殿
 (おおいどの)
  


特別公開の大炊殿の庭園は、双葉葵が自生していることから
「葵の庭」と言って、特にかりんの古木が有名なので
「かりんの庭」とも呼ばれています。


 下鴨神社 葵の庭
  


また、お時間がありましたら、源氏物語にちなんだ「縁結びのおみくじ」は、
男性用と女性用があって、よく当たる評判です!!
興味のある方は引いてみて下さい。

そして、昔は下鴨神社の周辺にも、「社家町」と呼ばれた
340軒ほどの社家が建ち並んでいたのをご存知ですか?
現在は、そのうち2軒しか残っていません・・・
その1軒が「旧浅田家住宅」です。
広さ400坪ほどの江戸中期の建物で、神事の祭事などを記録する
絵師を務めてきたお家です。

入口は、下鴨神社社家に多く見られた鳥居を象った「華表門」です。
門の上をよーく見るとかわいらしい鴨や双葉葵の彫刻・民家の門松などに
名残を残す歳木など「社家建築の歴史」を見ることができます。


 旧浅田家住宅 華表門
  
 旧浅田家住宅 華表門
 鴨双葉葵彫刻
  


このたび「鴨社資料館 秀穂舎」として保存されることになり、
今年10月より開館しますが、一足お先に、定期観光バスのお客様のみ
特別に拝観させていただける事になりました。
杉戸など貴重な資料が展示されていますが、内部は写真撮影禁止のため、
ぜひご参加いただきご自身の目でご覧いただけたらと思います。


昼食場所は、鯖街道沿いにある安土桃山時代より続く
老舗料亭「山ばな平八茶屋」です。


 山ばな平八茶屋
  

 
風格ある騎牛門をくぐり緑が美しい庭園を愛でながら、
「麦めしとろろと鮎の塩焼きを中心とした京料理」をお召し上がりいただきます。
ちなみに母屋の入口には、「新選組がつけていったと言われる刀傷」が残されています。
探してみて下さい。


 山ばな平八茶屋 京料理
  


上賀茂神社では、式年遷宮によって修復された国宝の「本殿」と「権殿」の特別参拝。
また昨年10月の正遷宮の時に御神宝が新調され、以前は本殿に納められていた
御帳台などの御神宝が遷宮後初めて、重要文化財の「庁屋(ちょうのや)」にて
ご覧いただけます。


 上賀茂神社 庁屋
 (ちょうのや)
  


そして庁屋近くの川沿いの街並みは、
室町時代から上賀茂神社の神官の屋敷町である「社家の町」です。
昭和63年には「伝統的建造物群保存地区」に選定されました。


 上賀茂 社家の町
  


石垣や土塀・石橋の続く風景の中をしばらく歩いて行くと、「西村家(旧錦部家)」
があります。
残存する社家の中で1番昔の面影をとどめるお庭がご覧いただけます。
ずーっとぼんやりと静かに見ていたい、そんなお庭です。


 西村家庭園
  


余談ですが、私が訪ねた日、西村家の娘さんにお会いできました!
すごくおきれいな方で、みとれてしまいました。
皆様も運が良ければ会えるかもしれません。


そして、下鴨神社がみたらし団子なら上賀茂神社は「やきもち」です。
やきもちの引換券をお配りしますので、「葵家やきもち総本舗」の
つぶ餡を包んだおもちの味をお楽しみ下さい。


 葵家やきもち総本舗
 やきもち
  


「京の夏の旅」運行期間中は、盆地特有の無風で湿度の高い
京都ならではの暑さが続きます。
ですが、「蒸し暑い京都になんか行きたくない。」なんて言わず、
行事やイベントなど盛り沢山のこの季節にぜひ京都へお越し下さい!
お待ちしておりまーす!



本日ご紹介しました
『第41回京の夏の旅特別コース 世界遺産のお社と旧社家をたずねて』(LS)コース
の詳細についてはこちら
9月30日までの毎日運行です。
※ただし、毎週水曜日は運休となります。



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